近年、大企業にとって新規事業や新しいことに挑戦する必要性がますます高まっています。急速な技術革新や市場環境の変化、グローバル競争の激化により、既存のビジネスモデルだけでは持続的な成長が難しくなっています。また、消費者のニーズが多様化し、柔軟な対応が求められる中、革新的なアイデアや新たな価値提供が企業の競争力を左右する重要な要素となっています。
一方で、従来のビジネスモデルで市場を席巻し、各業界のトップに君臨してきた企業たちは、その過去の栄華があるがゆえに、新規事業への挑戦が難しいという現実に直面しています。成功を収めたビジネスモデルに固執し、変化を恐れる姿勢が組織全体に根付いてしまうことが多く、結果として新たな成長機会を逃すリスクが高まります。さらに、既存事業の売上と利益を守ることが最優先となり、新規事業に必要とされる中期的成長に向けたリソース配分や投資が後回しにされがちです。
本Webinarでは、日本を代表する一大企業である「アサヒ」「資生堂」で、今まさに新価値創造を牽引されている2名の参加者を交えながら、大企業が新規事業へ挑戦することの生々しい難しさと、それに立ち向かう重要性・面白みについてパネルディスカッションを行います。
講演日時
日: 11/21 (木)
時間: 10:30-11:30
所要時間: 1 時間 (オンラインセミナー形式)
費用:無料 (事前登録制)
アサヒグループジャパン株式会社
シニア・エグゼクティブ・アドバイザー
Future Creation Headquarters ディレクター
松浦 学 様
ローソンでマーケティングや商品開発をはじめとするさまざまな部門を率いた後、海外法人の代表などを経てニトリホールディングスに参画。上席役員や傘下のホームロジスティクス代表を担った。その後、ソフトバンクグループでExecutive Vice-President、SB-Logistics Chairmanを務め、Nice Eze創業。大手流通グループのサプライチェーン改革を行いつつ、日本の生産性を激変させる仕組みを提供する。並行してアサヒグループジャパンのDirector of Future Creation Headquartersなどとして、最新テクノロジーやデータを活用した経営変革、新規事業創出、スタートアップ連携も推進中。
資生堂インタラクティブビューティー株式会社
DX本部 本部長
小椋 一平 様
資生堂入社後、化粧品専門店やGMSで営業を担当。資生堂子会社のエテュセで、日本、アジア各国のカウンタービジネスを担当。戦略立案から店舗デザイン、宣伝広告営業・採用など多岐にわたる領域を経験。総合美容サイト「ワタシプラス」開発部門に異動し、2012年4月に同サービスをローンチ後、約10年間にわたり商品マスターや画面の開発、オンラインショップ運営を担当。2023年より資生堂インタラクティブビューティーDX本部デジタル戦略部長に着任。資生堂ジャパンのデジタル戦略構築、CXプランニング、アナリティクス、データ活用などのチームを率い、2024年7月からDX本部長に着任。OMOに紐づくデジタルサービス開発や活用を推進中。
執行役員 製造・流通本部 統括本部長
宮尾 大志
三井物産を経て、アクセンチュアに入社。製造・流通業(自動車、産業機械、製薬、消費財、旅行、小売、交通・運輸)のクライアント向け事業を統括。戦略/経営コンサルティング、テクノロジー、オペレーション(アウトソーシング)における20年以上の経験を持つ。近年はクライアント企業とのJV設立等、企業全体変革プログラムの立ち上げ・効果創出に注力。
ビジネス コンサルティング本部 コンサルティンググループ 消費財・サービス/流通・小売/旅行 プラクティス日本統括 マネジング・ディレクター
西田 裕美
大手メーカーにて、ブランドマネージャーとして商品開発・マーケティング戦略策定、新規事業立ち上げ等を行った後、主幹事業の最終責任者として事業推進、組織改革、人材育成を推進。海外ではアジアのマーケット開拓の他、タイに駐在し現地法人の取締役として事業拡大を牽引。上市した商品は国内外1000アイテム以上、消費財の事業戦略や商品・マーケティング戦略の実務・マネージメントで幅広い経験を有する。アクセンチュアでは事業戦略、ブランディング、マーケティング、新規事業等のプロジェクトリード及びコンサルティング部門における消費財・流通・旅行プラクティスの日本統括を務める。