不確実性が増大する現代において、企業価値を持続的に向上させるためには、全社的な変革が不可欠です。特に、全社変革を成し遂げる“全社変革プロジェクトのオーナー”としてCFO(最高財務責任者)には全社変革を「より多く」「より早く」推進する重要な役割が求められるようになっていることが、最近のアクセンチュアの調査で明らかとなっています。さらに、全社改革プロジェクトに係る投資やその効果について、投資家からの理解を得る責任もあります。
こうした中で、CFO自身が、プロジェクトや組織の垣根を超えて、未来の価値創出の前線に立ち、徹底された投資の優先順位付けやリターン創出の陣頭指揮を執る事例もでてきています。日本の企業においても例にもれず、全社変革プログラムが増加しており、CFOがこれらを主導することがますます期待されています。しかし、多くの日本のCFOは、改革を吸進める中で、他部門を「巻き込めていない」 「巻き込もうとしても苦労している」という状況に置かれており、真に全社の改革ができていないことも調査から明らかになりました。
こうした日本のCFOの現状を踏まえ、本ウェビナーでは、全社変革プロジェクトの責任者をCFOとしてご経験されてきた、前 セイコーエプソン株式会社 代表取締役 専務執行役員瀬木様をお招きし、鼎談の中で変革プロジェクトの陣頭指揮をとるCFOの役割や成功へ導くアプローチについて深堀りしていきます。質疑応答セッションもございますので、ぜひご参加ください。
- 企業価値向上に向けた、先進企業CFOのグローバルでの取り組み
- 日本のCFOが将来の企業価値マネジメント実現に向け取り組むべきアジェンダ
- CFOが全社変革プロジェクトを推進するに際して直面する難しさとその乗り越え方
講演日時
日: 8日29 (木)
時間: 11:00-12:00
所要時間: 1 時間 (オンラインセミナー形式)
費用:無料 (事前登録制)
前 セイコーエプソン株式会社 代表取締役 専務執行役員
瀬木 達明 様
1983年エプソン株式会社(現セイコーエプソン株式会社)に入社。BS事業管理部長、財務経理部長、経営管理本部副本部長を歴任し、2016年取締役経営管理本部長に就任。2023年の代表取締役 専務執行役員に就任後は、ビジネスマネジメント部門の総括責任者として、経営戦略・管理本部長およびサステナビリティ推進室長も兼任。2024年退任。
執行役員 製造・流通本部 統括本部長
宮尾 大志
三井物産を経て、アクセンチュアに入社。製造・流通業(自動車、産業機械、製薬、消費財、旅行、小売、交通・運輸)のクライアント向け事業を統括。戦略/経営コンサルティング、テクノロジー、オペレーション(アウトソーシング)における20年以上の経験を持つ。近年はクライアント企業とのJV設立等、企業全体変革プログラムの立ち上げ・効果創出に注力。
ビジネス コンサルティング本部 ENTERPRISE VALUEマネジメント プラクティス 日本統括 マネジング・ディレクター
山路 篤
事業戦略、新規事業創出、グローバリゼーションと、それを加速化するためのオペレーティングモデル変革(組織・制度・プロセス・仕組みの変革)の領域において、製造業を中心に幅広い業界のコンサルティングに従事。