古典的コンピュータに対し並列計算能力という点で遥かに凌駕する量子コンピュータ。あらゆる産業分野にイノベーション、新しい成長機会を生み出す可能性があり、それは金融サービス領域においても例外ではありません。実際にいくつかの事業者はユースケースの実証や実用に向けた動きを始めています。一方で、その先進性や難解さゆえ、また開発・成熟をもっと待ちたいという思いから、量子コンピューティングの優位性、適用ユースケース、実際の活用に向けた準備、の整理は進んでいない実態にあると理解しています。
今回のウェビナーでは、金融サービス本部統括本部長 中野、ビジネスコンサルティング本部 ストラテジーグループ マネジング・ディレクター 大前、ビジネスコンサルティング本部 コンサルティンググループ シニア・マネージャー 三橋が登壇し、量子コンピューティングに関する基礎知識からAIとの違いや、量子コンピューティングが金融機関・保険会社にもたらすビジネス価値、期待される具体的なメリット、活用事例について分かりやすく説明します。さらに、金融機関・保険会社が量子コンピューティングを活用するために、実際に一歩目を踏み出す実行準備についても解説します。質疑応答もございますので、ぜひご参加ください。
このセッションで聞けること
- 量子コンピューティングが創出する価値(一般論の理解)
- 優位性が生まれる条件
- ビジネス一般での適用領域と金融サービス領域でのユースケース
- 実装や実証に向けて必要な検討ステップ
- プレイヤーマップと実際の座組や実行イメージ
講演日時
日: 5/29(月)
時間: 15:00-16:00
所要時間: 1 時間 (オンラインセミナー形式)
費用:無料(事前登録制)
常務執行役員 金融サービス本部 統括本部長
中野 将志
2013年に金融サービス本部統括本部長、2017年に常務執行役員に就任。銀行、証券、生損保、ノンバンクにおける多くの金融機関に対して、大規模変革、事業戦略、業務改革、営業改革、IT 再構築、海外戦略の企画立案から実行支援までの幅広い経験を有する。95 年入社以降、システム開発、プロセス領域のコンサルティング、戦略領域のコンサルティングを経験しており、実効性の高い施策立案を得意とする。最近では大規模金融機関のデジタルトランスフォーメーション支援や海外ビジネス拡大、政府系金融機関の営業・マーケティング改革、異業種の金融参入戦略などに従事している。
ビジネスコンサルティング本部 ストラテジーグループ マネジング・ディレクター
大前 陽一
<略歴> 金融機関における成長戦略や、イノベーションを伴う新規金融サービス創出およびビジネスモデル構築を多数支援。加えて、非金融事業者の金融参入に伴う戦略策定やBanking as a Serviceを通じたエコシステム構築支援にも注力しており、金融機関と非金融事業者、両面からの金融市場の捉え方・事業機会に知見を有する。
<著書・講演活動>
ビジネスコンサルティング本部 コンサルティンググループ シニア・マネージャー 米国公認会計士、認定損害保険士 日本証券アナリスト協会検定会員
三橋 和利
<略歴> 保険会社の経営企画、数理・経理、営業企画、海外子会社管理などを経てアクセンチュアへ参画。 保険会社のグローバルプロジェクトを中心に、デジタルファイナンスや財務・保有戦略、IFRS/ESM対応および各種パッケージシステムの導入などを手掛ける。最近ではサステイナビリティ対応や量子コンピュータの活用等に注力する。MBA、米国CPA、証券アナリスト、CGMA、CPCU、ARe、英検1級など資格多数保持。